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姥捨ての悲しい伝説

長野自動車道を走っていたら「姥捨SA」を発見。

ついつい立ち寄る。

ここで姥捨ての悲しい物語が紹介されている。

今さら初めて聞いた話でもないけど読んでみる。

さらに奥信濃への運転中、姥捨ての話が頭から離れない。

その昔、働き手と見られなくなった老婆たちは口減らしのためこの山に捨てられた。

その日、偶然にも三人の老婆がこの山に捨てられた・・・きしくも同じ日。

タツさん、キクさん、マツさんの三人だ。

このまま三人・・・飢えて死んでいくのだ・・・が、普通の話。

ところがこの中のタツさん・・・人一倍生命力が強い。

しかも三人一緒というのが更なる生命力を沸きたてた。

「なにもなこのまま黙って死ぬことはないでな。息子らに世話かけなきゃ生きててもかまわねえだからな」と。

タツ「この辺りは野うさぎやなんやら、生き物がいっから、それ獲って食うだよ」と仕掛けなんかを作っちゃう。

思惑通り野ウサギが獲れれば「ほれキクさんや、捕まえとくからこの棒で頭を思い切り叩くだよ!」

キク「そんなことワシにはできねえだよ・・・かわいそうで」

タツ「なに弱気なこと言ってるだ。そんなんじゃ生きてかれねーだよ」

もぉ~完全にここへ連れてこられてきた意味が違ってきちゃってる。

タツ「あんたらな、もうちっと仕掛け作っておいてな、あたしゃ下の村行って火もらってくるだ」

山に来た時には息子の平蔵におぶさってきたタツさんだが、ひとり駆け下りて行く。

タツ「おーい、気のどくだなぁって芋までくれただよ」

そんなこんなで一年が経とうとした頃・・・・

タツ「あんた最近太ってきたでねえの?」

マツ「そうゆうあんたもすっかり血色がよくなってきたで」

病気がちだった三人もすっかり健康を取り戻したある日・・・またあらたに姥捨て伝説のひとりにされようとヨネさんが息子の茂吉に背負われてきた。

タツ「なんだいっ!あんたも連れてこられちまったのかい!ま、いーよ。あんたひとりくらい面倒みてやっから」

驚いたのは茂吉の方「タツさん、あんた生きてたのかい。息子の平蔵さんはあんたを捨てたってことで自分を責め続け、とうとう半年ほど前に亡くなっちまっただよ」

この話を聞いたタツさん。

「まったく長生きしたっていいことはないやね、息子の死に目にも会えんかっただよ」とオイオイ泣き出してしまった。

これが・・・姥捨ての悲しい伝説。

運転中にこんなこと思いついちゃってひとり笑ってるおいらって、やっぱり変?

Shinshu6 ちなみにこの姥捨サービスエリア・・・千曲川を中心とした眺望が抜群です。

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