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解夏(げげ)

さだまさしの短編小説に『解夏』がある。

“げげ”と読む。

仏教の中で使われる言葉らしい。

若い僧たちがひとつところに集まり行をおこなう・・・つまりは修行のひとつだな。

その始まりを“結夏(けっか)”、その終わりを“解夏”と言った。

この小説の中の主人公はいずれ失明するという病気を患う。

完全に失明するまでには何度も発作が起こり痛みも襲う。

さらに失明するという恐怖と不安は日々付きまとう。

これを主人公が小説の中で心よせる人が「行ですな」と教える。

失明するという行です・・・と。

失明した瞬間に発作や痛みから、あるいは恐怖や不安からも解放されるわけ。

だからそれが彼の解夏。

人は考える生き物だから、来る辛い事に対し恐怖や不安がつきまとう。

しかしそれも“その時”が来た瞬間に解放されるってことだな。

先日娘とも話したんだけれども「人間は経験したことのないものに対しての不安や恐怖は倍増する」

そりゃそうだ・・・未知のものに対しては大げさにいろいろ考えちゃうものだし。

だからおいら達みたいなおっさんよりも、人生経験の少ない高校生達の方が悩むことも多いだろうよ。

そりゃしょうがないこと・・・誰でも通ってきた道。

そうやって人は成長していくんだからね。

解夏・・・までの辛抱ね・・・必ず解夏は来るわけだから。

まあ、なんやかや・・・そんな話が詰まってるさだまさしの短編小説集。

本の中には会いたかった優しい人たちがたくさん待っててくれてる。

心が疲れた時、ちょっとページをめくって彼らに癒されてみては?

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