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おじいちゃんの分まで。

『あれ、あのおばあちゃんは確か…』

おばあちゃんには無理だろとも思える大きな荷物を持ってバスに乗っている。

そのおばあちゃんがバスを降りようとした時、近くの女子高生が「持ちます」と声をかけその大きな荷物を持って先に降りる。

思い出した。

いつもおじいちゃんと二人でバスに乗っていたあのおばあちゃんだ。

先に降りるおじいちゃんが足の悪いおばあちゃんを下で待ち、おばあちゃんが降りおわると運転士さんに深々と頭を下げていた…そうだ、あのおじいちゃんがいない。

優先席に座るおばさんが「いつもほら、ご主人と一緒だったでしょお。亡くなったのよ、あのご主人・・・」自然と耳に入る。

そうか…おじいちゃん亡くなったのか…。

いつもと変わらず動き始めたバスの横でおばあちゃんが女子高生にちょこんと頭を下げ荷物を受け取り歩き始めた。

なんとまあ、お愛想のないこと。

でもね、

そのおばあちゃんの横で女子高生に深々と頭を下げるおじいちゃんの姿がおいらには見えたような気がした。

人は助け合い支え合い生きていく。

どんな運命が待っていようが人は生きていかねばならない。

お愛想のないおばあちゃん…おじいちゃんの分までね…。

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コメント

いいお話だねぇ
優しいのびちゃんだから、深々と頭をさげるおじいちゃんの
姿が見えたのでしょう

私からも・・
おばあちゃん、いつもお傍でおじいちゃんが見守っていますよ
おじいちゃんの分まで長生きしてくださいね

投稿: しんしあ | 2011年12月13日 (火) 21:58

素敵なことだね。
年老いても一緒に居られる夫婦に私もなりたい。


投稿: めぐ | 2011年12月13日 (火) 22:01

しんしあさん

おいらはホッシーです。
しんしあさんのお友達である意地悪のびはただいまブログ再開に向け奮闘されてるようです。
再開したあかつきにはそちらにも訪問してあげてください。

しんしあさんの気持ちがおばあちゃんに届くといいです。


めぐさん

年老いて尚仲良しに見える老夫婦も、その歴史には山あり谷あり。
そういったものを乗り越えてようやく今があるのだと思いますよ。


投稿: ホッシー | 2011年12月13日 (火) 22:04

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