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地井さんが残してくれた言葉

俳優の地井武雄さんが亡くなった。

若すぎる…まだ70歳だ。

治療に専念すると芸能界のお仕事を休まれて間もなくのことであるから、ご本人もさぞかし無念であろう。

もちろん病気を克服されてまた元気な姿を見せてくれると信じて疑わなかった関係者やファンからみればまさに青天の霹靂である。

今さらながらあの人なつっこい語り口と笑顔がなつかしく思える。

若い頃はかなりコワモテの役柄をこなしていたようだが、北の国からで見せたあのワンシーン(女房がもうダメらしい…)がとても印象的であったように晩年は人情味あふれる好演で多くのファンに愛されたちいちいであった。

その地井さん…最近の地井さんといえばお散歩。

代名詞ともなってる「ちい散歩」。

昨日在りし日の地井さんを偲んだ追悼番組を放映していた。

おいら残念ながら出先で車の中の小さな画面で観てたのだけど、地井さんは番組の中で職人さんのところで仕事を見、お話を聞くのが好きだったようだね。

おいらがいちばん印象に残ったのは羽子板のお店だったか…羽根つきのお話をされていた場面。

「羽根つきは勝ち負けをつけるものじゃないんですよ。相手の打ちやすい場所に優しく上げて続けていくもの」というような話しだった。

これに地井さんが皆を代表するように「勝ち負けのものだと思っていました」ってね。

おいらはこの羽根つきの話を人生に置き換えた。

「人生は勝ち負けをつけるものじゃない。相手を思いやりその関係を長く保っていくもの」と。

な~るほど…いいこと言うわ。

って、勝手に解釈しただけだけど。

生きてりゃね…時に相手を負かして顔に炭をぬることだってあるやもしれん。

しかしさぁ…そんなことばっかりの人生じゃ疲れんでしょ。

道路の合流地点で「絶対一台も入れない」頑張っちゃってる人がいたりするけど…一台入れないことが勝ったことになんの?

それでどんだけメリットがあんの?

相手はとても嫌な思いをしてるよ…周りは「こいつバカじゃね?」と思ってるよ。

もっと肩の力を抜いて楽に生きてみたらどうだべ。

一日を終える時、きっと疲れが違うと思うよ。

ってなことをさ…上の言葉で教えられたような気がしたわ。

負けるが勝ちって言葉もあんしね。

思ったらさ…なんだか急に気持ちが楽になったわ。

羽根つきの話は地井さんが直接言ったわけじゃないけど、聞きだしたお話し。

おいらはこれを地井さんが最後に教えてくれたものだと思って肝に銘じることにした。


「北の国から」というドラマ。

地井さんは田中邦衛演じる黒板五郎の友達で中ちゃんという役を好演していた。

その中でいちばん印象に残っているのが建築現場で五郎に「女房がもうダメらしい」と告白するシーン。

実際の生活の中で地井さんは少し前に最愛の奥さんを亡くしている。

この話が重なってしまいあの時の地井さんは演技を越える熱演だった。

悲しくて寂しくて身体がふるえてるようにも見えた。

『地井さん…大好きだった奥さんには会えましたか?』

あの少年のような人なつっこい笑顔で奥さんを見つけて喜んでいる。

そうであればいいな。

おつかれさまでした…合掌。

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