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正義貫く

タイトルかっこいいんだけどね。

実際は考えるところの多い事件であった。

簡単にいえば電車内での痴漢騒動に巻き込まれたって話し。

今日はノンフィクション…ドキュメンそのままを記録しよ。

( )内はおいらの正直な気持ち。

言葉と行動と本音を書き残しておく。

駅名は伏せておこう。

お見合いデートをアシストし、ランチを摂り、野球観戦、夕食は会長も行ったことがないというラーメン博物館。

お見合いもうまくいったようだし野球も勝った…ラーメンも美味しくて会長も喜んでくれた。

『今日はいい一日だったなぁ』良い気分での帰途…事件はその時に起こった。

会長とふたり電車に乗る…乗った扉から逆側の扉側においらたちは立った。

『沖縄は5日じゃなく思い切って6日間にしちゃいますか~』まったくノーテンキな話をしていた(してたっていいじゃん)

その時、おいらの背中のすぐ後ろに立ってた女の子が「すいません」と小声で呼ぶ。

おいらか?思いながら振り返り『ん?なに?』

すると思いもよらない言葉「この人痴漢です」小さい声だったけどきっぱりと。

どうやら彼女の手はその男の手を掴んでいるようだ。

「ずっと触ってましたよね」男をにらむ。

その刹那、彼女の隣に立っていたお姉さんが彼女を後ろから抱え、おいらと会長のあいだに入れてきた。

そして彼女の横にいた男性が彼女と痴漢と告発された男のあいだに割って入る。

おいらは…おいらはただおろおろする。

びっくりしてどう発言していいのか、どう行動していいのか…まったく考えがつかない

彼女はおいらの前に来た瞬間、身体を震わせて泣き始めた。

(なになに、どうしろって言うわけ)

ドラマや映画の世界だけの話だと思ってたことが目の前で起きている…それを受け入れることができないでいるわけ。

どのくらいの時間無言のままそうしていただろうか。

しかし彼女を目の前にして、そのハンカチ(後ろのお姉さんが貸してくれた)を持つ手が震えてる彼女を見てどうにかせねばいかんと正義感が沸きあがってくる。

彼女に『どこまで帰るの?』聞く「○○です」と答える。

『○○までこのまま乗っていかれればそれでいい?』聞けば「次の○○駅で降りたいです」

彼女の言葉に彼女を守ったお姉さんと男性がうなずく。

『あの男の人はどうするの?』おいらの問いに最悪の返答「一緒に降ろしたいです」

(マジかよ~どうやって降ろすんだよ)

男を見れば素知らぬ顔で進行方向を見てその場に立っている。

(てめえ、よりによっておいらの乗ってる電車でこの場所で…)

会長に確認する『これ何両目ですか?』

「10両じゃないですかね」

『○○駅での駅員の事務所はこの辺りですかね』「行ってみないとわかりませんね」

『だったらここから電話して10両目のところで待機してもらえるように言っといた方がいいんじゃないですかね?』

「いやもうすぐ着いちゃいますよ。もう間に合わない」

(本当かよ…おいらがあの男を押さえるってこと?)

電車がホームにすべりこむ…こんなに緊張したことはない。

扉が開く…もうひとりの男性とふたりで男の両脇を抱える。

会長は一目散に駅員のところへ走る。

(ちょっとーおいらもその役のが良かったんだけど)

男も「なんでこんなところに居なきゃいけないんだよ」逃げようとする。

それにしても他の人たちは誰も助けてくれないのか…。

おいらその男の腕を掴みながら、まさか刃物なんか持ってねえだろうなぁ…そして…これ冤罪だったりしねえだろうなぁ…考えていた…意外に冷静だったりもする。

男が本気で逃げようとおいら達を振り切ろうとする。

もう一方の男性が大声をあげる「すみません、この人痴漢なんです。どなたか手伝ってください」

ったって…誰も来てくれやしない…関わりたくないんだよ…こんなことに…おいらだって。

(怖いしめんどくせえなぁ)

なんでこんなことに巻き込まれるんだよ…しかもこんな夜遅く…降りなくていい駅に降ろされてまで。

あったまきちゃったんだよね…おいら。

『じたばたすんじゃねえよ。あんただって濡れ衣なら濡れ衣だとはっきり警察に言えばいいだろうが!悔しかったら逃げんじゃねえ!』

大声を張り上げていた。

やがて駅員がひとり来、そして階段の下からは4人ほどの駅員が集まってきただろうか。

ようやくおいらの緊張がほどけた。

駅員さんが「警察の方がいま来られるので証言していただけますか」と言ってくる。

もうひとりの男性と共に「そう言われても実際に見てたわけじゃないんでねぇ」

それに正直早く帰りたいのですよ…もうこんな時間だし。

『何かあったら電話してください』とメモ書きをし、次の電車に乗った。

「逆恨みでもされたら困りますよね」会長の言葉に我に戻ったおいらは再び恐怖心が蘇ってきた。

そういえば写メ撮ってる人もいたっけ。

まさか…自分のブログに載せちゃったりするんじゃないべな。

おいらの顔が残るじゃねえか。

翌日おそるおそるネット検索…昨日の事は載ってないようだ。

ところが…あるニュースを見て愕然とした。

2年前その同じ駅で同じように痴漢を捕まえた男性がその犯人に刺されて死亡している。

そうだよ…そんなことする奴だもの…何を考えているのかわかったもんじゃない。

おいらは半分しかたなく流れに乗った。

しかしどうだったんだろうか。

おいらのとった行動は正しかったのか。

あの時、背中越しの女の子の声を無視することだってできた。

そうすればあんな恐怖を味あわないで済んだわけだ。

今回はたまたま何事もなく終わったけれども、正義感ってのは常に惨事と隣り合わせにある。

タイトルのように言えばかっこいいけれど、そこで自分の人生を終えることだってあるのだから家族のことを考えたりすればどちらが正解かなんかわからないな。

そんな風に考えた出来事であった。

「正義を貫くってのはたいへんなこと」会長の言葉が耳に残った。

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コメント

お二人の行動に感動しました!先生と呼ばさせてください!!かっこ良すぎですよ♪

投稿: おがパン | 2013年5月21日 (火) 23:53

先生と言うのであれば盆暮れの付け届けを欠かしてはなりませんよ。

投稿: ホッシー | 2013年5月27日 (月) 22:30

自分が実際その場に居合わせたら、恐らく何も出来ない!!
というのが正直なところ。

ホッシー様、流石!!
男です。

某はまだまだ、修行が足りません。

投稿: 住職 | 2013年5月28日 (火) 15:21

住職どの

本当ならおいらだって関わり合いたくなかったですよ。
流れでこうなっちゃった。
男とかそうゆうの関係ないです。
ツイてなかったと考えてます。

おいらは親として子供がこうゆうことに巻き込まれそうになったら、かかわらないようにしなさいと言いたくなっちゃいます。

そんな奴です。

投稿: ホッシー | 2013年6月 2日 (日) 00:25

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